初のピアノつきお誕生日ディナー
6/2(月)宵闇の迫る頃、お誕生月を迎えた中学生M君を連れて、お祝いにサンマルクに入りました。今年は大人風にピアノの生演奏をプレゼントですよ。
丁寧に案内された席には、銀色に輝くナイフとフォークと「Happy birthday」がデザインされた赤い紙のプレートがセットされてありました。そこへ、白バラの精が現れました。と思ったら大きなお花のついた白いドレスがよくお似合いの冨家さんでした。ディナーすら初めてのM君は、きれいなピアニストに声をかけてもらって、すっかり緊張しています。
そんなM君と私が見つめていたのが写真のキャンドル。炎がゆらゆらと水に映り、落ち着くのです。炎は1/fのゆらぎで癒し効果があるそうですが、これは冨家さんのPinknoiseのゆらぎ(メニュの乾杯ページ参照)と同じですね。おいしいものを味わいつつ、ゆらぎを見ながらゆらぎを聞く、これは至高の癒し体験ではないでしょうか。
窓の外はすぐに暗くなり、室内の灯りが窓ガラスに反射して、あたかもずっと遠くまで灯りが灯っている幻想世界になりました。そこへピアノの曲が流れて来ます。もちろん自由に会話できるのですが、ピアノから飛び出してくる音たちを体に感じることができるほど響いていて、なんとなくいつもより優しい口調になったり、楽しい会話を思いついたりしました。生演奏っていいなあ。
お皿にはココアパウダーでこんなことしてくれてありました。
それからお誕生日の方はリクエストできるそうです。M君は「エリーゼのために」を弾いてもらいました。その時は食べるのをやめて聞き入っていましたが、途中でちょっと激しくなるところ?と書いてわかるでしょうか、音だけなのに、お芝居で急展開があった時のあのドキドキ感が来て、何かが見えてました。
さて、帰ろうとお店の扉を開けて外に出た時に夜風がひんやりと吹きました。M君は「ディズニーランドのゲートを出た時と同じ感覚になった」と言いました。彼にとって、今日のディナーは夢のような別世界で、店を出たら現実に引き戻された、といったところでしょう。
大満足の生演奏+ディナーでした。